皆様、今日は。日本宇宙旅行協会の初会長として、できるだけたくさんの方々が宇宙旅行産業の成長は日本経済と社会の再生に大いに貢献すると理解して欲しい。
2004年、さすがな米中小企業は「スペースシップワン」という小型再使用ロケット・プレーンを造って、3回宇宙まで数分の旅をできました。
その後、複数の会社はこういうサブオービタルな飛行サービスを乗客に供給しようとしています。
残念ですが、世界中の宇宙局(Nasa, Esa, Jaxaなど)は、私たち一般人が宇宙へ行けることに興味ないんです。

しかし、その代わりに、米航空局のFAAは航空産業の展開として、宇宙旅行の安全基準、スペースポートの免許、宇宙パイロットの許可証、等などを準備しています。
ただし、政府からの予算は宇宙局の予算の千分の一でもない!
しかし、アンケートによると、ほとんどの人達が宇宙へ行ってみたいので、難しいのに会社は頑張ってだんだん実現することになっています。

日本でも、日本航空協会(JAA)は宇宙旅行シンポジウムをすでに4回開催しました。
2011年に、静岡県のスペースポートの可能性について発表会は行いました。

そしてこういう活動はもうタブーではなく、これからどんどん競走で進歩します。
日本宇宙旅行協会(SSTJ)のHP及び関連しているHPで、たくさんの情報が入っています。
これを読むと、やはり、宇宙旅行産業が遠い未来ではなく、すでに半世紀遅れているとわかります。
従って、この政策の半世紀のミスをできるだけ早く正すと、宇宙旅行産業は新産業不足で苦しんでいる日本経済を元気にして、21世紀の基盤産業になります。

SSTJの提案しているビジョンによると、宇宙旅行産業は今世紀中、3つのフェーズで大規模まで展開します。

  1. サブオービタル
  2. 軌道上滞在
  3. 月面旅行

前例として、20世紀中、航空産業の乗客数はゼロから年に10億人まで増えました。(2011年で25億人に達した!)
そして航空に依存している世界中の観光産業に働く人数は何千万人です。
21世紀中、宇宙旅行産業の乗客数は同じように大勢になりながら、同じようにたくさんの人達は雇用されます。
そして宇宙ホテル産業の仕事は世界一番楽しいでしょう! (SSTJの発表会で説明します)
この上、宇宙旅行産業が大規模になるにしたがって、宇宙へ行く費用が現在より大いに安くなりますので、たくさんの新しい宇宙ビジネスも生まれます。

これからの宇宙旅行産業の展開のお陰で、今は本当の宇宙時代の前の時代の終わりに近づいています。
国家戦略になるまで、まだ時間がかかりそうですが、この時代の流れはもう止まりません。
是非、若い人達も、重要なボランティア活動を探している団塊世代の方々も、この明るい将来を実現するために、日本宇宙旅行協会(SSTJ)のメンバーになって、貢献して下さい!
よろしくお願い致します。

パトリック・コリンズ

 

NPO法人 日本宇宙旅行協会 会長 パトリック・コリンズ教授の紹介

パトリック・コリンズ教授はイギリスで生まれ、ケンブリッジ大学で理科及び経済学を学び、太陽発電衛星及び宇宙旅行の経済性についての研究を行い、これらの研究の第一人者として活躍しており、現在は日本において麻布大学で経済学を教えている。コリンズ教授は1986年10月、宇宙産業の国際発表会(International Astronautical Congress, IAC)で初めて宇宙旅行について「宇宙観光旅行の発展の可能な重要性(Potential Economic Importance of the Development of Space Tourism)」というスピーチを行った。その時以後、宇宙旅行が実現するための研究が進み、現在その重要性はだんだん受け入れられることになっている。1990年代には日本で宇宙開発の中心である宇宙航空研究開発機構(現JAXA)の統合前の前身である宇宙科学研究所(旧ISAS)、航空宇宙技術研究所(旧NAL)、宇宙開発事業団(旧NASDA)のそれぞれで働いた経歴を持つ。1993年から2002年まで、コリンズ教授は日本ロケット協会(JRS)の世界初の「宇宙旅行研究企画」に参加した。この研究結果は世界でとても評価されている。コリンズ教授は宇宙活動の商業化について約200冊の出版物を書いて、宇宙旅行の経済性の研究者として知られている。 また、麻布大学で経済学を教える傍ら、宇宙旅行の経済性についての講座を非常勤講師として複数の大学や学校などの教育機関で実施しており、とても評価が高く人気があるものになっている。 現在はNPO法人「日本宇宙旅行協会」の会長としても活躍している。

経歴・実績

コリンズ教授の経歴や実績を以下に示す。

<学歴>

B.A. 1976年6月 ケンブリッジ大学 クイーンズ・カレッジ パート1: ナチュラル・サイエンス パート2: 経済学
M.Sc. 1978年9月 インペリアル・カレッジ 経営学部
Ph.D. 1985年7月 インペリアル・カレッジ 経営学部 論文:太陽発電衛星の経済性

<職歴>
1983/9 – 1991/9 インペリアル・カレッジ 経営学部 経済学講師
1991/9 – 1992/8 インペリアル・カレッジ 経営学部 助教授
1991/9 – 1992/8 宇宙科学研究所(ISAS) 招聘研究員
1992/9 – 1995/8 法政大学 経営学部 客員教授
1992/9 – 1993/11 航空宇宙技術研究所(NAL) 科学技術庁フェロー
1993/4 – 1998/3 東京大学 先端科学技術研究センター(RCAST) 客員研究員
1994/4 – 現在 宇宙科学研究所 共同研究員
1997/1 – 2001/3 宇宙開発事業団(NASDA) 招聘研究員
1997/4 – 2000/3 法政大学 ビジネス・スクール 非常勤講師
1997/4 – 現在 法政大学 国際交流センター 非常勤講師
1998/4 – 2007/9 日本大学 ビジネス・スクール 非常勤講師
1999/4 – 現在 麻布大学 生命・環境科学部 教授

 

<日本における宇宙旅行についての講座の実績>

(1)2006年6月6日: スーパー・サイエンス・ハイ・スクール

JAXAの招待で、コリンズ会長が「宇宙旅行の重要性」(The Importance of Space Tourism) という講演を石川県立「スーパー・サイエンス・ハイ・スクール」の金沢泉丘高等学校の1050人の生徒達にした。生徒たちの感想によると大好評であった。

(2)2005年度以後、毎年4月-7月:法政大学

法政大学の国際交流センターに「日本経済:重要な新産業として宇宙旅行の進展」(Japan’s Economy:Space Tourism as a Major New Industry)という講座を教える。
この唯一の講座には、宇宙旅行が航空産業のような大規模の新産業になる可能性とその広い便益、すなわち失業や環境破壊や資源戦争などの国際問題の解決への貢献を論じる。この講座の学生達の評価は最高:全面的に平均を超える。 コリンズ氏の「宇宙旅行カリキュラム」は若い日本人の「理科離れ問題」の対策としても魅力的。又、与えられる将来についての明るいビジョンは現在の欧米の指導者の「資源戦争」の暗い将来より遥かに望ましい。

 

<スピーチ・講演の実績>

各国で行われたシンポジウムなどに招待され様々なスピーチを行い、本業界ではとても有名な人の一人である。

時期 場所 タイトル
2010年10月28日 日本太陽発電衛星研究会シンポジウム 「日本経済の行き詰まり、必要な成長戦略及びSPSの可能な貢献」(The Japanese Economy’s Cul-de-Sac, Necessary Growth Strategy and Potential Contribution of SPS)
2009年2月23日 CLSA社の投資者への「東京フォーラム」 「宇宙旅行は21世紀の一番大きい新産業になるのか?」(Space Tourism: The Largest New Industry of the 21st Century?)
2008年8月17日 ラジオ番組の「ザ・スペース・ショー」(HYPERLINK “http://www.thespaceshow.com” www.thespaceshow.com に参照) 千人目のインタービュー。(前に、第一人目も、百人目も、第300人目も)
2008年5月28日 国際宇宙アカデミー(International Academy of Astronautics, IAA)民間宇宙輸送の第一シンポジウム、プレナリ・セッション、アルカション市、フランス 「宇宙旅行産業の如可なる発展が、雇用、経済成長、環境保護、教育、文化、そして世界平和に役立つこと」(What the Growth of a Space Tourism Industry Could Contribute to Employment, Economic Growth, Environmental Protection, Education, Culture and World Peace)
2007年2月21日 英議会の科学技術委員会の宇宙政策についてヒアリング(HYPERLINK “http://www.publications.parliament.uk/pa/cm00607/cmselect/cmsctech/uc66-v/uc6602.htm” www.publications.parliament.uk/pa/cm00607/cmselect/cmsctech/uc66-v/uc6602.htm に参照) 「宇宙旅行の魅力」
2006年11月29日 英政府の貿易と産業省(DTI)の宇宙旅行の欧州での進展についてシンポジウム、ロンドン 「宇宙旅行の欧州への経済的便益」(Economic Benefits of Space Tourism to Europe)
2005年11月10日 英惑星間協会(British Interplanetary Society, BIS)「宇宙旅行:宇宙への安価な輸送への鍵」というシンポジウム、ロンドン 「宇宙旅行の経済的な便益」(The Economic Benefits of Space Tourism)
2004年7月23日 宇宙研究協会(Committee on Space Research, COSPAR)、パリ 「宇宙旅行:地球軌道から月へ」(Space Tourism: From Earth Orbit to the Moon)
2003年11月21日 国際月探査ワーキング・グループ(International Lunar Exploration Working Group, ILEWG)の国際月コンファレンス、ハワイ 「月への観光旅行の将来」(The Future of Lunar Tourism)
2003年7月17日 米航空宇宙協会(American Institute of Astronautics & Aeronautics, AIAA)のライト兄弟の初飛行の百周年シンポジウムの「宇宙活動の次の世紀」というセッション 「宇宙観光旅行の市場及び輸送インフラストラクチャー」(Space Tourism Market Demand and the Transportation Infrastructure)
2002年6月5日 国際宇宙大学(International Space University, ISU)の宇宙輸送の将来についてのシンポジウム、ストラスブールグ市、フランス 「宇宙輸送の将来の宇宙旅行の準備」(Preparing for Passenger Space Travel, the Future of Human Spaceflight)
2001年12月10日 Aviation Week & Space Technology, Vol 155, No 24, p 98, “The Next Century of Flight”の社説 「宇宙旅行は航空宇宙産業の危機の解決か?」(Space Tourism: A Remedy for Crisis in Aerospace?)
2001年3月 米宇宙輸送協会(US Space Transportation Association, STA)、宇宙旅行と観光についてのシンポジウム、ワシントン市 「宇宙観光旅行の経済性」(Economics of Space Tourism)
2001年2月6日 米連邦航空局(Federal Aviation Administration, FAA)商業宇宙輸送について毎年のコンファレンス、ワシントン市 「宇宙旅行の可能性」(Prospects for Passenger Space Transportation)

その他、多くの研究発表やスピーチなどを行っている。

 

<書籍>

Your Spaceflight Manual、(David Ashford共著)など 200冊以上の書籍やレポートを出版している。